楽天カード基準で4枚を比較|年会費の損益分岐点

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赤と紺の2枚のカード、買い物袋、パスポート、搭乗券、スーツケースを並べた海外旅行向けクレジットカードの使い分けイメージ

カード制度の確認日:2026年7月17日

旅行特典を使わないなら、楽天カードです。

  • 三菱UFJプラチナ:夫婦で年1回以上海外旅行をし、2人分の空港ラウンジと2名ディナーを使う人
  • Marriottプレミアム:年400万〜500万円を使い、毎年Marriottに泊まって無料宿泊とプラチナ特典を使える人
  • アメックス・プラチナ:年500万円前後を使い、海外航空券、ホテル、ラウンジ、ダイニング等で年20万円前後の非ポイント特典を使える人

年会費無料の楽天カードを基準に、三菱UFJプラチナ(2万2,000円)、Marriottプレミアム(8万2,500円)、アメックス・プラチナ(16万5,000円)を比べます。入会キャンペーンは計算に入れず、実際に使った特典だけを得した金額として計算します。

私の使い分け

私は楽天カードと三菱UFJプラチナを2枚持ちにしています。日常の支払いは楽天カードを基本にして、三菱UFJプラチナは夫婦で海外旅行に行くときにラウンジなどの旅行特典を使うために持っています。旅行関連の支払いは、補償条件を確認して三菱UFJプラチナへ回します。

4カードを一覧比較

カード年会費通常ポイントの目安強い特典向く人
楽天カード無料1%年会費なし、楽天ポイント年会費と特典管理を増やしたくない人
三菱UFJプラチナ22,000円1ポイント5円相当で使う前提で、基本0.5%相当。各月3万円以上で0.6%、10万円以上で0.75%相当本人・家族のPP、2名利用で1名コース無料夫婦の海外旅行と外食
Marriottプレミアム82,500円日常100円=3pt入会・切替日基準の1年で400万円+継続なら無料宿泊、暦年500万円でプラチナエリートMarriottを毎年使う人
アメックス・プラチナ165,000円原則100円=1ptホテル、ラウンジ、ダイニング、継続宿泊、年500万円で追加宿泊・継続時航空クレジット家族で海外旅行が多い人

PP=プライオリティ・パス。ポイント対象外、低還元、利用額条件の対象外となる支払いがあります。

損益分岐点の計算方法

楽天カードなら年200万円で2万円相当、年500万円で5万円相当です。高額カードは、ポイントと実際に使う特典から年会費を引き、この金額を超えるかで見ます。

高額カードの年間純価値 = ポイントの実利用価値 + 実際に使う特典価値 − 年会費

お得の条件 = 高額カードの年間純価値 > 年間利用額 × 1%

楽天カード:損益分岐点の基準

年会費無料で、通常100円につき1ポイント。年200万円なら2万円、400万円なら4万円、500万円なら5万円が出発点です。旅行特典を使わない年は、楽天カードのままで十分です。Marriott宿泊、夫婦のラウンジ、対象ディナーを毎年使う人だけ、次の3枚を検討します。

月額利用による還元率の違い

ポイントの使い道は細かく分けず、WalletまたはJCBギフトカードで1ポイント5円相当で使う前提に統一します。三菱UFJプラチナの還元率は、年間合計ではなく、原則毎月16日〜翌15日の同じカードでの対象利用額で決まります。

毎月の対象利用額グローバルPLUS実質還元率12か月続けた年間合計
3万円未満加算なし0.50%相当36万円未満
3万円以上・10万円未満基本ポイント20%加算0.60%相当36万円以上・120万円未満
10万円以上基本ポイント50%加算0.75%相当120万円以上

本人会員と家族会員の利用額は合算して集計されます。一方、本人会員がVisaとMastercardなど複数の三菱UFJカードを持つ場合、グローバルPLUSの利用額はカードごとに集計され、合算されません。年200万円使っても、10万円未満の月があれば、その月は0.75%相当になりません。楽天カードの通常1%還元と比べると、0.75%相当でも還元率は下回ります。

年間利用額別の損益分岐点

月ごとの還元率が決まったら、年間利用額を楽天カードの1%還元と比べます。本人年会費は22,000円、家族カード1名無料です。

必要特典価値 = 22,000円 +(1% − 実質還元率)× 年間利用額

この表は、日常の支払いも三菱UFJプラチナへ集約する場合の試算です。PPと対象ディナーを使うためにカードを持つだけなら、特典利用で決済が必要な分を除き、日常の支払いは楽天カードへ回した方がポイントは増えます。

毎月の利用例年間合計適用する還元率楽天カードと並ぶために必要な特典価値
毎月5万円60万円0.60%相当24,400円
毎月10万円120万円0.75%相当25,000円
毎月約33.3万円400万円0.75%相当32,000円

夫婦で年1回以上海外旅行するなら、三菱UFJプラチナを候補に

年1回以上、夫婦で海外旅行に行くなら候補に入るカードです。家族カード1枚が無料で、夫婦それぞれにプライオリティ・パスを発行できます。日常の買い物は楽天カードを使い、航空券や対象ツアーなど補償条件に関わる支払いだけ三菱UFJプラチナで行う形なら、還元率を無理に下げずに旅行特典と補償を使えます。

年会費を払う価値があるかは、プライオリティ・パスと対象ディナーを、1年で自分たちがどのくらい使うかで考えます。

Marriottプレミアム:年400万円・500万円が節目

年400万円は無料宿泊特典、年500万円はプラチナエリートの条件です。400万円を表に入れているのは、通常決済で約12万ptが貯まり、さらに無料宿泊特典も付く最初の節目だからです。

ただし、Marriottに泊まる予定が先にある人向けのカードです。無料宿泊、朝食、ラウンジ、レイトチェックアウトを使わないなら、日常決済だけをこのカードへ集める理由はありません。年会費は82,500円です。

通常3ポイントの対象となる日常利用だけで簡易計算します。ポイント単価をp円、無料宿泊を自分ならいくらで使うかをF円、プラチナエリート特典を実際に使う金額をE円とします。

0.03×A×p + F + E − 82,500円 > 0.01×A

年間利用額必要な年間総価値
400万円122,500円無料宿泊5万円なら、12万ptを1pt約0.604円以上で使う
500万円132,500円無料宿泊5万円+夫婦2人の朝食を1人5,000円で2泊(2万円)なら、15万ptを1pt約0.417円以上で使う

上の2万円は、朝食を1人5,000円として夫婦2人が2泊した例です。朝食料金と宿泊数はホテルごとに違います。ラウンジ、アップグレード、レイトチェックアウトは使えた年だけ足し、使わなければ0円とします。

プラチナエリートでは、対象ブランドで到着時の朝食・ポイント・アメニティから選ぶウェルカムギフト、ラウンジのある参加ホテルでのラウンジ利用と朝食、午後4時までのレイトチェックアウトなどが使えます。客室アップグレードは到着時の空室状況によります。

無料宿泊特典は75,000ポイント分です。自分のMarriott Bonvoyアカウントにある自己ポイントを最大25,000ポイント追加すると、合計100,000ポイントまでの宿泊に交換できます。この100,000ポイント上限は、無料宿泊特典と組み合わせる場合だけです。ただし、75,000ポイントは75,000円相当という意味ではありません。自分なら現金で払う宿泊料金で評価します。

無料宿泊特典を使わず、自己ポイントだけで予約する場合は、100,000ポイントを超えるホテルも必要ポイントを全額払えば予約できます。

無料宿泊の400万円は入会日・切替日から毎年1年間、プラチナエリートの500万円は毎年1月1日〜12月31日で集計されます。同じ年間利用額でも、利用時期によって片方だけ達成する場合があります。また、3ポイント試算には200円=1ポイントとなる支払いやポイント対象外利用を含めていません。

お得になりやすい:Marriottに毎年泊まり、無料宿泊に加えて夫婦の朝食やラウンジを使い、ポイントを0.6円前後以上で使える人。

お得になりにくい:Marriottに泊まる予定がない、年400万円に届かない、ホテルを価格だけで選ぶ、無料宿泊やポイントを使い切れない人。

Marriottプレミアムの詳しい損益分岐点無料宿泊特典とポイントで泊まりたい海外ホテル

アメックス・プラチナ:年20万円前後の特典を使えるか

年会費165,000円、家族カード4枚まで無料。通常は100円につき1ポイントです。メンバーシップ・リワード・プラス登録時、ポイントをカード年会費に充当すると1pt=1円、旅行代金への充当は0.8円、旅行以外は0.5円の例があります。個人向けプラチナは同プログラムへ無料登録できます。

継続時のフリー・ステイ・ギフトは1泊。継続かつ年間500万円以上で2泊目になります。継続時のエアライン・クレジット10万円分も、カード周年基準の1年間で500万円以上使うことが条件です。

エアライン・クレジットは、基本カード会員がアメックス・トラベル オンラインで海外航空券を1回30万円以上予約・決済するなどの条件があります。進呈後の有効期間は1年です。2026年6月30日以前からの会員にはプログラム開始日の経過措置があるため、自分の会員ページを優先します。

年500万円利用時の1pt価値必要なポイント以外の年間特典価値
1.0円165,000円
0.8円175,000円
0.5円190,000円

私ならここまで確認:前年に海外航空券、無料宿泊、ホテル、ラウンジ、ダイニングで20万円前後の非ポイント特典を実際に使えていること。旅行先や予約先を特典に合わせるなら、満額では数えません。

お得になりやすい:家族で海外旅行が多く、対象海外航空券30万円以上、ホテル、空港ラウンジ等を毎年使う人。

お得になりにくい:年会費回収のために旅行を増やす人、航空券・ホテルの予約先を自由に選びたい人、特典の期限管理が苦手な人。

利用スタイル別の最終判断

1. 国内中心・年200万円
楽天カード。旅行特典を追わないなら、年会費無料と1%還元で迷いません。
2. 夫婦で海外旅行1回・年250万円
三菱UFJプラチナ候補。各月10万円以上を満たす前提でも、必要特典価値は約2万8,250円。夫婦のラウンジ往復、旅行保険、2名ディナー1回に、自分ならこれ以上払うかで決めます。保険は使わなければ0円として計算します。
3. 夫婦でMarriottに年2〜3泊・年420万円
Marriottプレミアム候補。通常3ポイント対象の決済で約12.6万ptを得て0.6円で使い、無料宿泊を5万円で使うと約12万5,600円。楽天基準との差は1,100円ほどです。
4. 家族でMarriottを複数回利用・年520万円
無料宿泊とプラチナエリートは集計期間が別です。両方を達成でき、朝食・ラウンジ・アップグレードも使う年だけ、その価値を足します。
5. 家族で海外旅行が多い・年500万円以上
年500万円に届いても、対象航空券や2泊の宿泊特典を使わなければ年会費は戻りません。前年に非ポイント特典を20万円前後使えた人だけ、アメックス・プラチナを残します。

迷ったときの選び方

  • 特典を使わない:楽天カード
  • 夫婦で年1回以上の海外旅行+空港ラウンジ+2名ディナー:三菱UFJプラチナ
  • Marriott+年400万〜500万円:Marriottプレミアム
  • 家族海外旅行+年20万円前後の特典:アメックス・プラチナ

まず前年の旅行、ホテル、外食で実際に払った金額へ置き換えます。使わなかった特典は0円です。その合計が楽天カードとの差を超えたカードだけを残します。

公式情報

試算は2026年7月17日確認時点で、申込を勧めるものではありません。特典・年会費・集計期間は変わるため、申込前に公式サイトと自分の会員ページで確認してください。

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